スバルが5歳の夏に、露天ですくってきた2匹の金魚。からだの大きい方がライオンくん、小さい方がキャットくんです。スバルが名付けました。
からだの大きいライオンくんは、食べる勢いもよく、見る間に成長しました。一方キャットくんはあまり食べません。ライオンくんに比べると生命力のないキャットくんは、やはりお星様になるのも早かったのです。
キャットくんの死を知ったスバルは、一見するとショックを受けた様子はありません。本当のところはどうなのか、パパにもわかりません。
小さな命ですが、共に過ごした時間の分だけ失った時の悲しみがあります。
さようならキャットくん!